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爆誕の記章〜第4章爆誕の記章を〜

JUGEMテーマ:小説/詩


「爆誕の記章〜第4章爆誕の記章を〜」

   『幸せ(4)』

「風が吹いてくるね・・」
リビングダイニングのカーテンを少し寄せながら、なおみちゃんが言った。
「ああ、気持ちいいね?」
俺は思いのほかさわやかな風にうっとりした。
「のりおがさ、佐藤くんとやってるバンドで新しいアルバムを作るんだけど、
風の音みたいな効果音入れたいって言ってたな〜?」
「全部に?」
「そう!全部にだって!・・それで、廃墟の街を表したり、魔界を表したりしたいって。」
「風、かぁ〜・・。私も、激しい風って嫌いじゃないけど、南風が一番好き。」
「南風かぁ〜・・。いいね。サマー・タイムだね?」
「うん。夏の激しさって嫌いじゃない。」
「なおみちゃん、嫌いじゃない、っていうのが多いんだね?(笑)」
「好きって、特別なんだもん!うふふ。」
「好きって特別かぁ〜。・・・俺もそうかもしれないな〜。」
「あ、ジュランは、好き、の方が圧倒的に多いよ。(笑)」
「うん・・そうかもね。(笑)」
「ママは、なかなか頑固なんだな。似たらだめでしゅよ〜?」
お腹を押さえて笑った。
「あ、うん、そこはね、パパに似ていいからね?」
なおみちゃんも笑っていた。

俺は…、好きなものが多いことにいまさらながら気がついた。

考えてみると、大家くんなんかは、「そう言うのって嫌いじゃないよ?」
とか「俺は、好きだな。」とか、混合型だ。

それに比べて、俺は「好き」が確かに多いし、「嫌い」も多いかもしれないや。

発見が日々たくさんある。
なおみちゃんは、「好き」という言葉をとても大切にしていて、なかなか使わない。
それは、その言葉を出す時は、ウソやお世辞が全くないことを表していると思った。
お互いに、知らない癖や気付かなかったことがたくさんある。

幸せも、その一つだ。・・・・・

今まで、俺はメンバーなんかと分かり会えたりする瞬間がことのほか好きだった。
幸せを感じる瞬間で、俺は一人じゃないと再認識できそうな瞬間だった。
でも、今は、もう、最初っから、一人じゃない。
愛でつながってわかり合っているから、不安もない。
誰かと幸せを感じあえる幸せ…に、気づいた時、幸せに対する価値観も変わった。

同時に不幸に対する価値観も変わった。

世界中の人たちが幸せであってほしくなった。
世界中の子どもたち、
恋人たち、
夫婦、
親子
家族、
…・みんなが幸せって思えるようであってほしい。

やりたい音楽も少しづつ変わってきた。

真実を書いて、愛を送って、満たされた円満な世界が欲しくなったのだ・・・。

幸せってやつは本当におすそわけをしたくなるもんだ。・・・・



        (つづく)

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